禅文化学林四国大会を終えて

この度の禅文化学林のテーマを「共に生きる」と題し、一般の方々が気軽に参加できる大会を心がけて企画しました。特に、今まで仏教や僧侶に比較的縁の薄い方々の参加が多かったのが特徴であると思います。

記念イベントであるミュージカル「ブッダ」では、宗門団体や宗門御寺院・檀信徒だけでなく、各地区仏教会や他宗派の青年会、その他地元の大学など広くチケット頒布の依頼を行いました。新聞・TV・ラジオなどマスコミを使い一般に広く告知しました。その結果、平日の午後という日程にかかわらず、多くの集客を得ることができました。更に、曹洞宗青年会の周知・イメージアップが図られ、仏教や僧侶を身近に感じてもらえるきっかけができたと思います。

当日は、四国曹青×わらび座のコラボ企画として、来場者と共に東日本大震災復興慰霊の読経からそのままミュージカル開演という異例の演出で、会場が一体となるオープニングとなりました。迫力満点の本物の舞台を目の当たりにし、目に涙を浮かべている方も多くおられたのがとても印象的でした。

懇親交流会に「ブッダ」の主演・戎本さんら役者3 名が駆けつけて、ミュージカルの秘話を語ってもらい、ソーラン節や歌などの披露してくれました。役者さんのこの特別な配慮は、私達に対する思いの表れに違いありません。

研修会「お坊さんと一緒に考える 復興支援のあり方」は、全国から参集した青年宗侶に加え、NPOや学生などにも呼びかけました。進行は日本ファシリテーション協会に任せ、各グループに分かれて話し合いました。互いがオープンに本音で語り合うワールドカフェという手法をとり、NPOや学生らが僧侶と真剣な議論を交わし、すばらしい提案が出てきました。一般の方々が我々僧侶に求めているものを知ることができ、同時に我々の活動を一般の方々に知ってもらうことができました。今回は復興支援に特化しましたが、公益法人である寺院のあるべき姿が見えてきたと思います。
会員総数50名の四国曹青が禅文化学林を開催するにあたり、会員・NPO・協力業者で実行委員会を組織し、総務・研修会・記念イベント・広報記録の4 つの専門班を設け準備・運営にあたりました。各専門班が企画・運営したことで特色を活かしたユニークな内容のものとなり、協力団体や業者なども実行委員会メンバーに加えることで、専門分野は任せることができ、深く掘り下げた内容の濃いものとなりました。そして、同じ目的に向かった会員相互の親睦が深まり、各曹青会の青年宗侶との交流が広がったことが、なによりの成果となりました。

最後に、ご来賓のご老師各位、ご賛助いただいたご寺院様、チケット購入いただいたご寺院様・檀信徒・一般の皆様、広告協賛の団体・企業各位、全国からご参集の青年宗侶各位、そして準備・運営に携わった実行委員・関係各位に対し心より御礼申し上げます。

禅文化学林四国大会実行委員長 高木一晃九拝