今回の講演は、定時制高校の教諭に「教育現場に倣う」と題して、日々の学校生活に様々な悩みを抱えた生徒たちと向き合っている現状をお話して頂きました。
先生方は、生徒たちの中では、流行り言葉があり、自分にはついて行けないこともありますが、コミュニケーションをとることを大切にされています。
例えば、若者たちが今見ているテレビ番組・ファッションなど何気ない話にも耳を傾け、会話作りを心掛け、自分が生徒たちの目線に近づくことで寄り添うようにしています。
そうして生徒達に寄り添い見守っていくことで、生徒が自ら考え進むべき道を見つけていくのです。
何かアドバイスをすることが大切なのではなく、相手の話を正確に聞くことで、より相手を理解することができる。そうすることで、短所と思えることが実は違う角度から見ると長所だという事に気付き人間関係もスムーズになるという内容でした。
人は、生まれてから二十歳までに成長期を向かえ成熟しますが、心と体は別々に成長し、精神的に不安定だったり、体調が悪かったりすることは当たり前の事です。だからこそ、学校生活の中で会話を通して、生徒達の気持ちを理解する事が大切であると教えていただきました。
青年会で東日本大震災以降、現地で傾聴活動を行っておりますが、今回の講演でより一層傾聴の大切さ、寄り添うことの大切さを実感しました。
以上